この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
不倫慰謝料300万の慰謝料を求める訴状が裁判所から突然届きました。交際相手は既婚者で、既婚者ということは知っていましたが、結婚生活はずっとうまく行っていないと聞いていて、あとは離婚届に判を押すだけだと言われていたので、突然の不貞慰謝料の請求に驚きました。また、請求されるとしても、いきなり裁判になるとは思っていませんでしたので、とても焦り、自分ではどうしてよいか分かりませんでしたので,すぐに弁護士にお願いしようと思い、相談しました。
解決への流れ
実はいくつかの法律事務所に相談してみたのですが、ほとんど事務員の方が対応して弁護士と十分にお話しできないところもあったり、弁護士もあまり時間を取ってくれなかったところもあったのですが、こちらの事務所ではゆっくりと私のつたない話を弁護士に聞いていただき、気持ち的にも安心して依頼できるなと思い、依頼させていただくことにしました。裁判では慰謝料の金額を50万円まで減額していただき、一括で支払うことで1カ月半程度で解決することができました。仕事をしていてもずっと気になってしまっていたのですが、早期に円満に解決していただき、とても助かりました。依頼して本当に良かったです。ありがとうございました。
不貞行為の慰謝料を請求される場合、通常は訴訟を起こされて裁判になる前に、相手方の弁護士から内容証明郵便などで請求を受けることが多いのですが、今回は最初から訴訟で請求をされた事案でした。訴訟になったからといって、必ずしも判決までいくというわけではなく、判決に向けた手続と並行して、和解に向けた話し合いが行われることが多くあります。和解に向けた協議の中では、離婚に至ったかどうかという各ケースの事情や支払能力、交際相手に対する求償請求の取扱などを基に、判決になった場合の金額を見据えて、双方が折り合える和解金額と条件を模索していくことになります。裁判になった場合、まずは相手方の訴状に対する答弁書を出さなければなりません。これを出さないと、相手方の主張がそのまま認められて判決が出されてしまう可能性が高くなります。訴状が届いたら、すぐに弁護士に相談し、答弁書と反論の準備をする必要があります。当事務所では、お話を伺うにあたっては,事務員等に任せることはなく、最初から最後まで弁護士がゆっくりお話を伺います。プライバシーにも十分配慮しておりますので,安心してご相談ください。