この事例の依頼主
男性
相談前の状況
依頼者は、結婚後約10年の同居期間を経て、相手方(妻)と別居し、10年以上経過しましたが、子供が大きくなったことから、正式な離婚を望みました。しかし、相手方が離婚に同意してくれないため、当事務所に相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
受任後直ちに相手方と交渉を始めました。しかし、相手方は、交渉後7ヶ月を経ても、様々な主張を繰り返し、離婚先延ばしの姿勢が明らかでした。そこで、依頼者と協議の上、離婚調停に切り替え、調停3回目で離婚の合意成立となりました。
本件は、受任時点で別居後10年以上経過していた事案でしたので、訴訟に移行しても離婚が認められる可能性が高い事案でした。そこで、進行について依頼者と協議の上、離婚調停に切り替えました。また、離婚調停においても、相手方は、さまざまな金銭的要求をしてきました。しかし、応じられる要求と応じられない要求があることを述べ、一定の期日までに離婚することを条件に、裁判離婚では得られないと推定される相手方に有利な条件を提示し、だめであれば調停を打ち切る旨述べて、3回目の調停期日に臨んだ結果、早期に離婚を成立させることができました。