この事例の依頼主
50代 男性
当事務所に相談前は,相談者の方は以下のような状況におかれていました。・被害者不在の実況見分が行われていた。・加害者側保険会社から,加害者に有利な裁判例を基に,相談者(被害者)側の過失割合を60%と主張されていた。・加害者側保険会社から,後遺障害等級は11級以上にはならないと言われていた。・検察庁から加害者の刑事処分につき不起訴をほのめかされていた。
①実況見分のやり直し当事務所に相談前,加害者の刑事処分につき不起訴をほのめかされていたところ,当事務所受任後,被害者不在で行われた実況見分をやり直させた結果,加害者に罰金刑が科された。②過失割合を半減させることに成功加害者側保険会社は,当初,加害者に有利な裁判例を基に被害者の過失割合を60%と主張して来ました。これに対し,当事務所が様々な調査をした結果,当該裁判例の事案と本件事案が全く状況や事故態様が異なるものであることが明らかとなりました。この調査結果に基づき,当事務所が過失割合に関する所見を述べたところ,結果として,当事務所の見解が受け入れられ,被害者側の過失割合を半減させることに成功しました。③休業損害および逸失利益の立証上の難点をクリアー被害者の基礎収入の立証上困難な点があった(勤務先が源泉徴収をしていなかった,現金払いで給与支給がなされていた等)ものの,立証の工夫によりこの難点をクリアーした。④被害者請求による早期の賠償金獲得および異議申立による等級の上昇被害者の経済事情を考慮して被害者請求により早期の賠償金獲得を行った(治療費以外に自賠責から約465万円を獲得)。⑤異議申立てによる後遺障害等級の上昇(併合11級 → 併合10級)異議申立てを選択肢,後遺障害等級が併合11級から併合10級に上昇した。⑥治療費以外にトータルで約1665万円の賠償金を獲得
自転車と自動車の事故事案で,被害者不在の実況見分のやり直し,自転車側過失割合の大幅減少,後遺障害異議申立ての選択による後遺障害等級の上昇(併合11級→併合10級)等の成果があった事案です。当事務所受任後,約720万円の増額による解決となりました(被害者請求による早期の賠償金獲得の方法も利用し,被害者は治療費以外にトータルで約1665万円の賠償金を獲得することとなりました)。以上は,当事務所弁護士による被害者の方々の代理活動が着実に成果を上げた一例です。他の実績もご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。交通事故の解決実績 →http://support-jiko.jp/jisseki/jisseki_list/