この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
有責配偶者（不倫をした男性）から、離婚を求めて調停を申し立てられた女性の相談でした。男性は、不倫の原因は女性にあるとして、慰謝料の支払いはしない条件での離婚を求めていました。
解決への流れ
当職が依頼を受けて調停に同席しました。女性に離婚を急ぐ理由がなかったことから、調停委員、裁判官を介して、夫に対して、有責配偶者から離婚請求であり、当然に離婚が認められるものではないことを粘り強く説明しました。１年以上の期間を要しましたが、夫から高額な解決金の支払いを得ることができました。依頼者が満足できる内容だったと思います。
早期解決をしなければならない事情があまりなかった事案なので、有利な条件の財産給付を得ることができました。事案によっては、不利な条件であっても、早期解決をすることが望ましい場合もあります。依頼者によって、最善の結果は異なります。何が依頼者にとって最善の結果なのかを、よくよく相談して見極めて、より良い解決を提供できるよう努めます。